安堵と喜びと反省と。30代ラストフル、第5回古河はなももマラソン

2017年3月12日(日)、第5回古河はなももマラソンに参加してまいりました。

前日編

昨日も書きましたが、当日自宅から行けなくはないのですがバタバタするのが嫌なので宿をおさえておりました。
で、昨日、昼食を食べた後に移動を開始。ちなみに昼食はもやしとひき肉のどんぶり。お米は1合ほど。

電車を2本3本乗り継いで、15時前に古河駅に到着。シャトルバスで会場に向かい前日受付を済ませます。
時間帯もあったのかな、前日受付はかなり空いていました。

ささっと受付を済ませてすぐに戻りのシャトルバスへ。駅に戻ります。
今回の宿は古河ではなく3駅北にあたる小山駅。茨城を越えて栃木県に入ったところです。
16時過ぎにはホテルにチェックイン。特にすることもないので、早くもランシャツにゼッケンをつけたりして時間を過ごします。

そして前日の夕食は駅ビルの中にあった小山うどんのお店。
お店一押しという、開運肉汁うどんを大盛でいただきました。
小山うどんは、讃岐よろしくコシがあって大変おいしかったです。

そしてホテルに戻り、追い炭水化物。大福とグレープフルーツジュース。

その後も特にやることはなかったのでスマホのHuluで「パーソン・オブ・インタレスト」を少し観て、はらはらしてから22時前には就寝。

当日編

当日朝は5時30分起床。
途中何度か目が覚めたものの、十分眠れました。
途中目が覚めた原因は主に背中の痛みで、寝具が変わっても痛みが出る状況にいささか戸惑いを覚えました。
横向いて寝ると大丈夫なんですけどね。じゃあ横向いて寝ろよという向きもあるかとは思うのですが、僕は仰向けで寝たいのです。

起床後すぐにトイレへ。
何か食べる前からトイレに行きたくなるのは、あまり良くない兆候かもなあと少し不安に。
その後シャワーを浴びて目を覚まして、ホテルの朝食へ。
バイキング形式だったので、お米中心におかずはほんのちょびっと。

そして最後の追撃炭水化物。あと昨日の残りのグレープフルーツジュース。

シューズにチップを付け、ランシャツランパン、カーフタイツとジェルを入れたフリップベルトを装着し、ウインドブレーカーを羽織って7時過ぎにチェックアウト。
古河駅同様にシャトルバスが出ている2駅先の野木駅に7時40分過ぎに到着。
駅にはもうかなりのランナーがきていましたが、シャトルバスもかなり多く並んでおりほとんど待たずにシャトルに乗車。

会場に到着したのは8時20分くらいでした。

昨年は荷物を預けるのがかなり時間かかったのでとっとと荷物を預けてしまおうと、ウインドブレーカーを脱ぎ、防寒用ビニールを3枚かぶり、その上に100円ショップで買ったレインコートの上下を着て荷物を預けます。
ただ今年は昨年と違い荷物預かりが体育館ではなく広いグラウンドだったのでそんなに混雑しなかったんじゃないかな。
かなり改善しているように思えました。

ちなみにギリギリまでアームウォーマーをつけるかどうか悩んだのですが、風があまりなく、気温も低くなかったのでしないことに。

8時40分ごろからアップ開始。2キロほど速目のジョグをして、体操。
今回はBブロックスタート。できるかぎりスタートロスをなくしたいと思い早い整列をとスタート地点へ行きます。
が、9時過ぎではまだ交通規制もかかっておらず、整列まで30分ほどぼんやりとスタート付近で過ごします。

9時30分くらいからようやく整列開始。Bブロックの3列目あたりに。
本当は2列目にいたのですが、平気で割り込んでくる人たちに押しやられて後ろへ。

Aブロックは600人弱いますが、スタートまでの距離を見ると50mくらい。
ここからなら10秒くらいのロスで済むかなあと計算します。

3分前、ブロック間の仕切りが解除され前に詰める。ぎゅうぎゅう。
スタート後すぐに動けるかなあと不安になります。

そして午前10時。スタートの号砲。いよいよスタートです。

レース詳細

スタート〜5キロ 19:23

とは言えAブロック、ダッシュかまして早くはけてくれるだろうと見越していたら大間違い。
Aブロック後方、なんかスタートデッキにいるゲストの小島よしおに「ウェーイ」みたいなことをやってすごい遅い。
全然前に進めない。信じられない。
この人達、これがやりたいからわざわざ速いタイム申告したのだろうか・・・

本当に勘弁してくださいよって思いながらかき分けて前へ。
それでもスタートロス15秒。

Bブロックのほぼ先頭で15秒だから、先日ポストした去年のデータとほぼ同じくらいか平均するともう少し遅いかも。

スタートを越えた後もしばらく渋滞して思うように走れずちょっとイライラしたのだけれども、400m過ぎくらいでようやく自分のペースに。
だいたい3分53秒前後を刻みながら少しずつ前を追います。
本当はスタート直後から形成されると思われる2時間45分前後の集団につきたかったのですが序盤で焦ってもしかたない。
ちょっとイライラしている自分に、とにかく「焦るな」と言い聞かせ、ペースを守りながら進みます。

5キロの通過が19分23秒。

5キロ〜10キロ 19:26(38:49)

まだ前にはかなりのランナー。
適当な集団はまだもう少し先にいると思われるので、引き続き前を見据えながらゆっくりと順位を上げていきます。

コースはほぼフラットとは言うものの、河川敷とは違いゆるいアップダウンはあります。
まだペース的には余裕があるものの、上りではできるだけ足を使わないようにして走ります。

気温が徐々に上がってきて、アームウォーマーをしなくて正解だと思います。
それと同時に、こまめな給水をしないとと、いつもは取らない10キロ手前の給水もとります。
結構な混雑でペースの調整が難しく、給水中にぶつかりそうになりブレーキをかけたらポカリが目に入ります。
ポカリは目に入ると結構痛いです。

10キロの通過が38分49秒。この5キロが19分26秒。

10キロ〜15キロ 19:18(58:07)

12キロ過ぎあたりでようやく適当そうな10人位の集団を見つけます。
なのでほんの少しペースを上げてその集団に合流。
大体ペースは3分53秒前後。
これでしばらく集団で楽をさせてもらえるとほっとします。

15キロの通過が58分7秒。この5キロが19分18秒。
追いつくのにスピードを上げた分、少しラップが上がりました。

15キロ〜20キロ 19:19(1:17:26)

しばらく3分53秒前後をきれいに刻んでいた集団ですが、20キロ手前くらいで若干ペースが上がります。
それに伴いぽろぽろと集団からこぼれだす人も。

僕はまだ余裕あり。かなりリズムもいい集団なので、少しくらいのペースアップなら一人旅になるよりもついていったほうがいいと判断。
そのまま付きます。
20キロの通過が1時間17分26秒、この5キロが19分19秒。

20キロ過ぎでハニースティンガー補給。
むせる。

20キロ〜25キロ 19:11(1:36:37)

中間点通過が1時間22分くらい。
ほぼ事前想定の範囲内。この辺でようやく今日は調子が悪くないと判断。
ここからできるだけ我慢していこうと決めます。

20キロ手前で若干ペースを上げた集団ですが、さらに動きがあったのが中間点過ぎ。
ずっと集団の先頭を引っ張っているランナーは、もしかしたらネガティブスプリット狙いなのかもしれません。
時計を見ると、3分50秒を切るくらいのペースに。

このペースできてまさかさらにペースアップするとは思っていなかったので、付くかどうか正直悩みました。
今のところ足はまだ保ちそうですが、いつ売り切れるかわからない。
無茶なペースで行って後半痙攣したらどうしよう、失速したらどうしようという恐怖が頭をよぎります。
が、せっかくついていけているのに自分からみすみす離れるのももったいないし悔しい。

集団が連れて行ってくれるなら、とことんいいところまで連れて行ってもらおうじゃないかと決断。

25キロの通過が1時間36分37秒。この5キロが19分11秒。今回最速ラップです。

25キロ〜30キロ 19:12(1:55:49)

呼吸はそれほどでもないものの、だいぶ足に疲労が出てくる。
それといつの間にか両足裏にできたマメが痛い。
ラストまでもつかなあとちょっと不安になりながらも、とにかく集団に離されまいとついていきます。
が、ちょっとずつ集団の後方に移動していってしまいます。

30キロまで頑張ろうと思ったのですが、29キロ過ぎくらいの給水でちょっと差がついてしまった拍子に離されてしまいます。

何人かこぼれたランナーがいたので、その人達となんとかペースを落とさないようにして進みます。

30キロが1時間55分49秒。この5キロが19分12秒。
30キロ手前で離された割にはラップは悪くなく、30キロの通過も事前予想よりもかなり速い。
このままなら少なくとも50分は余裕で切れると計算。

30キロ過ぎでマグオンジェル補給。
胃腸がもうだいぶ弱っているのか、吐きそうになります。
あとから考えると、この補給が必要だったかどうかわかりません。
今後再考する必要があります。

30キロ〜35キロ 19:50(2:15:39)

集団から離れても、とにかくキロ4分は越えないようにしたいと必死に走ります。
とにかく35キロまで行ってしまえばラストが見えると思い、粘ります。
ちょうどいいタイミングで、先の集団からこぼれてきたランナーがいいペースで粘っていたのでその人について失速を防ぎます。

痙攣だけがとにかく心配でしたが、今のところ予兆もない。
今までできるだけ足を使わないように走ってきたけれども、ここからは足使って頑張ってついていっても大丈夫だと自分に言い聞かせます。

35キロが2時間15分39秒。この5キロ19分50秒。
この時点で、2時間45分を意識します。
もしかしたら切れるかも。

35キロ〜40キロ 20:14(2:35:53)

今回一番の失速区間であり反省点。
45分を意識したにも関わらず、足がまったく動かない。
キロ4分をついに超えだす。
呼吸は全然平気。まったく辛くないのに、足は動かない。
前方から落ちてくる人を拾いながら辛うじてペースを保つものの、キロ3分台に戻せない。

あと少し、ちょっと失速してるけどこのまま維持すればそこそこいいタイム出るし、という悪魔のささやきも聞こえだす。
「あー、夜何食べよう」と、集中力も失い出す。

それでもなんとか、前方のランナーを見据えながら動かない足を腕振りで無理矢理動かしつつ40キロ。
40キロ通過が2時間35分53秒。この5キロ20分14秒。

45分切りを諦めるも、なんとか45分台ではゴールしたい。

40キロ〜フィニッシュ 9:44.2(2:45:38)

40キロ手前で追いついた先行ランナーが競ってくれたので、なんとかペースを少し上げることができる。
ただもう完全に足は売り切れ。ラストスパートをかけたいと思ってもかけられない。
心肺は平気なのにと思うとすごく悔しい。

競っていたランナーはスパートをかけて先行。ついていけず、20mくらいの差をつけられて競技場へ。
入った時点で時刻掲示板は45分を回ったところ。残り300m。
グロスでもなんとか45分台は出しておきたいと、動かない足を無理に動かしラストスパート。

手元で2時間45分38秒。グロス53秒。
最低限の目標に掲げていた、48分は上回りました。

走り終えて

狙っていたいわきでの目標達成があの暴風で叶わず、最終的にシーズンラスト、さらには30代ラストのこのレースに持ち越しになり、精神的な圧迫感のある日々を過ごしていたのですが、達成できてほっとしました。
嬉しい、というよりも安堵感の方が上です。
ようやく練習通りの走りができたなあと。
もちろん嬉しいのは嬉しいけど。

去年走ったときが3時間8分37秒。
あれから1年。正確には去年の夏から記録を狙って練習しだしたので9ヶ月弱。約23分の記録短縮。
これだけ見れば随分進歩したなあと思いますが、まだ一里塚。当初設定した目標にはまだまだ全然届いていません。

そして今日も満足のいくレースだったかというとそうではなく、後半に足が売り切れてしまったことやそもそもの絶対的なスピードについて課題を残しています。
これらを課題をきちんと解決して、先に進んでいきたいと思います。
次にフルのレースを走るときにはもう40代突入。
肉体的には若いときほど伸びにくい状況にはあると思いますが、諦めず、効率よく、目標に向かっていきたいです。

と、まあ、反省はそこそこに。
夜は酢豚と梅きゅう、トマトとクエン酸多目の疲労回復メニューに、一週間我慢した待望のビール。

生クリーム。カスタードクリーム。

バーボン。

と欲の限りをつくすのでした。

再来週にハーフのレースがありますが、気持ち的には今日のフルでシーズン一区切り。
少し息を抜いて、また次に向けて動き出します。

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カテゴリー: ランニング, レース パーマリンク

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