ジョギング用イヤホンとしてBackBeat FITを購入した

ジョギングは楽しい。でも続けるのは難しい。

ジョギングをすることは好きな人にとってはとても楽しいことです。ただ、毎日、あるいは頻繁に走ることを習慣にしていると、なんだか気分が乗らない日だってあります。身体が疲れているときは無理をしないで休んだ方がいいですが、そうでないときは思い切って走りだしてしまうと結局は気持ちよく走れたりするもの。

この、走る前の「今日はめんどうだなあ」という気持ちに打ち勝つことが継続の一番重要なところ。多くのランナーの皆さんはこれに対して自分なりの様々な対策方法を持っておられると思います。走るコースを変えてみたり、ウェアやシューズを変えてみたり。そして、自分の好きな音楽を聞きながら走りだすというのも多くの方が取り入れていらっしゃるのではないでしょうか。

モチベーションに対する音楽の力はやっぱり大きい

私も気分が乗らない時は音楽を聞きながら走ることにしています。音楽が持つ力というのはやっぱり大きく、少しアップテンポな曲を選んで走りだすと最初の面倒くささはどこへやら、あっというまにのりのりの音楽と走りの世界に没頭していくことができます。ちなみに私は走る時用のアップテンポな曲だけを集めたプレイリストをいくつか作って、気分によって選べるようにしています。

イヤホンをしながら走るのは、思った以上に邪魔くさい

音楽を聞きながら走ることを考えると、必要なものは2つ。音楽を再生するプレイヤーと、音楽を聞くためのイヤホンです。
私の場合はプレイヤーはiPhoneです。音楽を聞きながら走るときにはiPhoneをウエストポーチに入れ、そこからイヤホンを耳までのばしていました。
ただ、このイヤホンのコード、走る時にはとても厄介なんですよね。とにかく揺れる揺れる。
クリップを使って上着にクリップしたり、長さを絶妙に調節したりしても、やっぱり揺れる。
コードが揺れると、かなり集中力を削がれるんです。
そして、揺れるのが嫌だからと言ってコードをピーンと張ると、今度は首の自由が奪われる。ちょっと左右を見ただけでイヤホンがスポンと抜ける。かと言って左右を見ずに走るのはあまりにも危ない・・・

これはもうワイヤレスイヤホンの導入しかないでしょう

しばらくコードと格闘しながら調整を図っていたのですが、いつまでたっても埒が明かない。
そこで、もうコードに見切りをつけたいと目をつけたのがワイヤレスイヤホンでした。

Plantronics BackBeat FITを購入した

私がジョギング用ワイヤレスイヤホンに求めたこと

今回ワイヤレスイヤホンを購入するにあたって私がまず最初に気にしたのは以下の条件でした
1. 一度の充電でどれくらいの長さ使えるのか
2. 走っていても揺れない、取れない
3. 水(汗)に強い
まず、最初の条件ですが、ここ最近、ウルトラマラソンを楽しむようになったので、5時間とか6時間とか、かなり長い時間走りこむことをたまにしています。ですので、できればその間使えるようなものだと嬉しいなあと思っていたのでした。
次の条件は、まあ当然といえば当然ですが、フィット感がゆるくて走る時に揺れたり、あるいは汗で抜けたりしてしまうようなことがあると不便ですので、その対策がなされているものがいいなあと。そして三番目の条件ですが、走る時に使うので汗に強くあってほしいというのはもちろん、ちょっとした雨のときなどでも使いたいと思っていたので、それを条件に入れていました。

最初の失敗、BackBeat Fitとの出会い

イヤホンというのは、ものすごく価格レンジが広く、安いのは2000円代から高いものは5〜6万円するものもザラです。
私はこの価格差というのは主に音質によるものだと思っていたので、音質に特にこだわらない私は安いもので問題無いだろうと、むしろ安いほうがお財布に優しいだろうと、上記の条件にあてはまりそうなものということで、Mpow社のワイヤレスイヤホンを購入してみました。連続再生時間が8時間で、汗に強く、揺れにくそうな形状であり、そして何より安かった。ウキウキして走りだしてみると、おお、なかなかの性能だし揺れないしいいではないですか。と喜びながら15キロほど走ってみたところ、最初の使用時のラスト1キロくらいで突然何も聞こえなくなる。あれ、フルで充電したつもりだったのだけれども、足りなかったのかな?なんて走り終わって充電しようとしても、うんともすんとも言わない。そしてそのまま二度と起動すぐことなく旅立ってしまうという憂き目に。安いというのはやはり良し悪しなのかなあと思い至り、めげずに次の商品を探すことに。
そのなかで出会ったのが、Plantronics社のBackBeat FIT
という商品でした。

BackBeat Fitの特徴

というわけで、注文して届いたのがこちら。
BackBeat Fit 1BackBeat Fit 2BackBeat FIT 3BackBeat Fit 4
このワイヤレスイヤホンは、
1. 連続再生時間8時間
2. 抜群の装着感
3. 防汗、高耐久性を実現
と、私が希望している条件をすべて満たしており、特に2.の装着感については、両耳のスピーカーをつないでいる部分がシリコン?ゴム?詳しくはわからないのですが、柔軟な素材でできているため、とてもソフトな装着感になっています。いろんな大きさの頭にフィットする感じです。
ちなみに装着イメージはこんな感じです。
着用イメージ着用イメージ

さらに、プレイヤーを持ち運ぶためのポーチも附属しており、これがリバーシブルになっていて、裏っ返すと下のイメージのように腕に巻いて走れる機能が出現します。

BackBeat FIT 附属ポーチBackBeat Fit 附属ポーチ

私はいつもウエストポーチをしているのでこれは今のところ使っていないのですが、これはこれでとても便利そうです。

そして、このイヤホンには、僕が希望していた特徴以外にも、
4. 安全である
という特徴がありました。通常、この手のイヤホンは、いわゆるカナル式と呼ばれ、音がよく聞こえるように耳を密閉する感じの形状になっています。が、BackBeat FITは通常のカナル型のように密着せず、少し耳に隙間ができるような形になっています。
イヤホンの形状
拡大するとこんな感じですね。
こうすることで、周囲の音をきちんと拾うことができ、より安全にランニングを楽しむことができます。

あとは、僕は使ったことがないのですが、通話の機能もついてきます。
iPhoneなどのスマートフォンと接続すると、いわゆるヘッドセットとして利用でき、電話がかかってきたときに通話ができます。

実際に使ってわかったこと

揺れない!落ちない!邪魔にならない!集中できる!!

実際に使って走ってみると、とにかくフィット感は抜群です!先にお話したイヤホンも、安定感はあったのですが、スピーカー間はプラスチックでできていたのでややゴワゴワ感がありました。BackBeatの柔らかい素材は、かなり高いフィット感を作り出してくれています。耳にきちんとフィットする形状ですので、もちろん落ちることはありません。
そんなわけで着用していて全く邪魔になりません。走っている間に左右を見渡しても、上下を見渡しても後ろを振り返っても問題なし。とにかく走りに集中できます。そして走りに集中してくると、装着しているのを忘れるくらい。

もちろんスピードを上げても大丈夫。キロ3分30秒くらいでかなりスピード上げて走った時も落ちることなく、揺れることなく、全然気にならず走れました。

外の音が聞こえやすいのは、もしかしたら好き好き

お話したとおり、このイヤホンは安全面を考慮して、あえて耳の密着感を下げています。そのことで外の音が聞こえやすくなっているのですが、最初は少し戸惑うかもしれません。「もっと音楽に集中したいんだ!」という方もいらっしゃるかもしれないです。が、少なくとも私に関して言えば、慣れたら全然気にならなくなりました。
音楽を聞く他に、たまに語学練習のために英語のニュースを流しながら走ったりもするのですが、ある程度の音量を出しておけば問題なく聞こえます。それよりも外を走るのですから、やっぱり安全面に配慮がある方がありがたいなあって思っています。

操作は最初わかりづらい

この商品、アメリカの会社のものですが、きちんと日本語の説明書がついてきます。
なのですが、操作がいささかわかりづらい部分があります。
電源のオンオフは、右上部の小さなスイッチを長押し。これはまあ大丈夫。
再生開始/一時停止は左側の大きなボタン、着信時の通話開始は右側の大きなボタン。これは大きくマークが入っているのでわかる。
ボリュームを上げるには、左側の小さなボタンを軽く押す。下げるには小さなボタンを長押し。
次の曲へのスキップは再生ボタンを2回押す、前の曲に戻るには再生ボタンを長押し。
・・・このあたりになってくると、ちょっとわからなくなってくる。走っている時にはとっさに出てこない。

でもこちらも慣れですね。ただ、走る時ってそんなに操作しないと思うんです。
私は今は電源のオンオフだけで、音量の調整は直接スマートフォンの方を操作しちゃってます。最初に設定したらあまり音量いじることもないですしね。
なので私はこの点はさほどマイナスポイントだとは思っていません。

連続再生8時間の謳い文句は少し疑問

連続再生時間については、ウルトラの練習で50キロ走、70キロ走にでかけた時に試してみました。
2回とも、大体4時間半で電池切れという結果でした。
4時間くらいで、”Battery level, low”というアナウンスが流れ、その後15分くらいで、”Recharge the headphones”という警告が。
そして4時間半くらいで”Recharge the headphones, power off”というアナウンスと共に、電源が落ちるという具合です。
8時間とはいかないまでも、6時間半、60キロ走くらいまではもってくれるかなあと期待したのですが、私の走力では50キロ手前までしかもたない感じです。
比較的大きな音量で利用していたのでそのあたりも影響しているとは思います。もっと小さな音量だったらもう少し長持ちしたかもしれないのですが、外の利用だとやっぱりそこそこ大きなボリュームじゃないと聞こえないですからね。

電池切れの時間

まあでも、これはあくまでウルトラとか特殊な環境でのお話ですので、通常のジョギング、フルマラソンくらいの距離だったら全く問題なく利用できます。

ウルトラやトレランなど、かなり長い時間使われる方の参考になれば。

頑丈!頑丈!!

そして最後に、何よりも頑丈です。
雨の日も、真夏の滝のように頭から汗をかくときも使用しましたが、故障しません。
購入してから10ヶ月くらい経過しておりますが、現在も全く問題なく使えております。コストパフォーマンス的には大満足と言えます。

走るとき用にイヤホンが欲しいなあと検討されている方、BackBeat FITはかなりお勧めです。
操作や聞こえに対してなど、ある程度の慣れが必要の部分はありますが、それも時間の問題。
こんなに快適でコストパフォーマンスがいいワイヤレスイヤホンはなかなかないんじゃないかなあと思っています!!

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