ヨガマットと股関節とストレッチと私

ヨガマットでのストレッチを行うようになった経緯

あぐらもかけないくらい身体が硬い

とにかく私は身体が硬いです。
特に足回りの筋肉や関節が硬く、あぐらをかくこともできません。あぐらをかくとバランスがとれず、できのわるいおきあがりこぼしのように後ろにひっくり返ります。
ハムストリングも硬く、足を投げ出して座ることができません。足を投げ出すと上半身の重心が後ろにいくのでそのまま安らかに仰向けになってしまいます。
外出先の和室などでは「足を崩してください」と言われても、正座が一番ラクなので正座のままでいると、無駄に礼儀正しい人という評価を受けるのですがそれも全く本意ではありません。
開脚は90度も開かず、とにかく股関節の筋肉と関節周りが硬くがちがちです。
ちょっと頑張って開こうものなら、「ギー」というドアがきしむような鈍い音が股関節からは出ませんが口から出ます。
激痛です。

故障を機にしっかりとストレッチをすることにしました

ただ、趣味でランニングをしていることもあり、身体の柔軟性が低いと怪我の可能性も高まってしまいます。
利き手、利き足が左だということもあるのか、硬いにしても左はそこまでひどくはないのですが、右脚の筋肉や関節がとりわけ硬い。要は右と左でアンバランスな柔軟性なんです。
それにともなって、おそらく身体全体のバランスもゆがんでいるのでしょう。大体私の場合、ランニングの際の故障は右脚に出ます。

実際つい先日も、右足のアキレス腱を痛めてしまったのですが、さすがにこれはこのままではいかんと思い、左右の柔軟性のバランスをとるべく、そしてさらなる柔軟性を手に入れるべく、本腰を入れてストレッチをするようにしました。

ストレッチのタイミングとしては1日2回。まずは早朝ランニングをした後。
ただ、朝は出勤前ということもありあまり時間がとれないのでかなり簡単にします。
もう一回は寝る前。食事も風呂も済ませて寝るだけの状態にして、かなり時間をかけてじっくりとストレッチをします。
といっても30分くらいですが。

ストレッチのメニュー

メニューとしては3種類、
1.前屈ストレッチ
2.股関節ストレッチ
3.開脚ストレッチ
です。
特にハムストリングと股関節が硬いので、そこを重点的にストレッチすることにしました。
目標としては、
1.立った状態で手のひらが床にべたっとつくこと。
2.膝が床につくようになること。あぐらがかけるようになること。
3.120度くらいまで開脚して、そのまま上半身を前に倒せるようになること。
を掲げました。

まあ生まれてから30年以上身体の硬いまま生きてきたので相当時間がかかるとは思いますが、きっといまやらないと一生硬いままだと思い、それはそれで悔しいので時間をかけて頑張ることにしています。

ヨガマットの導入

今までも、ランニングのあとには軽くストレッチをしてはいたのですが、その時からずっと気になっていたのは、床に座って股関節のストレッチをしたり開脚のストレッチをしたりすると、くるぶしやかかとの骨が床に直接あたって痛いということです。
短時間ならともかく、じっくり長くストレッチするにはちょっと耐えられそうになりません。

そんなわけで、まずは快適なストレッチ環境を整えるため、ヨガマットを導入することにしました。

どうやら世の中には「ストレッチマット」と「ヨガマット」の2種類があるようなのですが、わたしにはいまいち違いがわからない。

おそらくストレッチマットの方が厚手なのかな、と思ったのですが、厚手だとしまう場所に困ってしまいます。そして少し価格も高そう。ヨガマットと銘打って販売しているものは比較的薄手で、価格が安いものが多そう。
薄手な分衝撃吸収性は低くなるとは思うのですが、よりふかふか感が欲しければ2つに折って使えばいいし、なにより薄い分、巻いて保存できるという狭い我が家にはとてもありがたい収納性を持っています。
そこで、

このヨガマットを購入。
ストレッチ活動に導入することと相成りました。

ヨガマットで快適なストレッチが実現

ヨガマットの導入、これは大正解でした。
ヨガマット2つ折り
股関節のストレッチをするときにはこのように2つ折りにすることで、かかとに当たる力を分散してあげます。
そうすると比較的長時間ストレッチをしても全然痛くならない。
身体を伸ばすことに集中できます。

ちなみにこれはストレッチを頑張りだして2ヶ月くらいの写真。
一番最初の写真を残しておけばよかったのですが、これ、相当柔らかくなったんです。
左右のアンバランスもだいぶ解消してきています。
まあまだ目標達成には程遠いのですが・・・

ヨガマットで前屈
ちなみに座った状態での前屈はこんな感じです。
前屈のときはマットを広げて使います。おしりもかかとも痛くなりません。

これも相当柔らかくなったんです・・・

股関節ストレッチは壁を利用して

さて、そんなわけでストレッチに勤しんでいるわけですが、とにかく私は股関節のストレッチに難儀しました。
股関節を開こうとすると重心が後ろにいってしまうので、うまくストレッチにならない。

そこで、上にあげた写真でも分かる通り、股関節のストレッチは壁を利用して行うことにしました。
壁を利用した股関節ストレッチ

壁にもたれかかった状態で股関節を開いてストレッチします。
これで股関節を伸ばすところだけを集中してやっていくことができます。
かなり硬いのでぐいぐい押したいところなのですが、勢いをつけるストレッチは逆に筋肉を硬くするので、ちょっときついなあというところで止めて、深呼吸をしながら1分位。これを何度か繰り返します。

開脚も同じ容量で壁にもたれかかって開いてやっています。

とにかく継続が大切だと思うし、ストレッチは天気に関係なくできるので、とにかく雨の日も風の日も飲み会でべろんべろんになった日もとにかく最低10分はやるようにしています。

おかげで進歩が目に見えるようになってきました。
こうなってくると楽しいですよね。もうちょっと頑張ってやろうっていう気になります。

そんなわけで、私と同じように身体が硬い方、あぐらがかけない方、ヨガマットでのストレッチはとてもおすすめです!

「身体が硬いのは私のアイデンティティ」そう思っていた時期が私にもありました。
しかしよくよく考えてみたらそんなアイデンティティはいりません。
「あぐらのかけない人」という目印で覚えられていても正直そんなに嬉しくないことに最近気が付きました。

みなさん、頑張れば身体はやわらかくなるんです。
がんばりましょう!!

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