春の立つ日に恵方からの風に耐える。ポイント練20km

待望の週末。待望の土曜日。のんびり7時に起床。
昨日に引き続き大きな疲労はなく、足も軽そうな感じなので、最後のポイント練習として多摩川の練習会に参加することに決める。

そうと決まればまずは腹ごしらえ。
普段は朝ごはんの前に走りますが、さすがに走り出しが9時を超えるとお腹がすいてしまい集中できないので、軽く食べます。
ツナトーストとコーヒー。
ぱぱっと食べて、家を出ます。

駅から河川敷までをアップ代わりに1.5キロほどジョグ。
その後体操をして、出発に備えます。
天気は快晴、気温も立春の名にふさわしく日差しがとても暖かく感じられます。
ただ、風が強い。ここ数日風に苦しめられていましたが、そして先週の30キロでも風に難儀しましたが、今日は北西からの風が時折びゅっと吹き抜けます。
北西って、今年の恵方ではないか・・・と思いつつ天気を恨んだところで仕方がありません。
覚悟を決めてしっかりと走ることにします。

キロ4分のチームで15キロまで走り、ラスト5キロは少し上げて終えることにします。
チームは私を含めて3名。私ともう1名が20キロ、もう1名が30キロということになりました。

そして9時過ぎにスタート。
最初は上流、まさに風が吹く恵方へ向かって走るため風の抵抗がありますがそれでも4分を少し切るくらいのペースで走ります。
やはり足の調子は悪くなく、これくらいのペースなら特に問題なく走れます。
私以外の2名については、私なんかよりも遥かにレベルの高い方々なので、もちろん余裕。
時折お話をしながら淡々とラップを刻みます。
5キロで折り返して下流へ。
折り返すと強い追い風のおかげでラップがぐんと上がります。平均3分55秒を切るくらいのペースで、10キロ、15キロ。
意識的にペースを上げたわけではないのでここも楽ちん。

15キロでまた上流に折り返してラスト5キロ。
今までのリラックス状態から気持ちを切り替え、心肺に負担がかかるようにペースを上げていきます。
ただ、折り返すと風がきびしい。
単独で飛び出したため、自分でしっかりとペースを作らなくてはいけないことも重なり、思った以上の負荷がかかります。
16キロまでは3分53秒でなんとか走ったものの、次の1キロが3分57秒くらいかかってしまい、心が折れかけます。
もうキロ4で終えていいじゃないという悪魔のささやきも聞こえだす。
が、ここで後ろから同じく20キロで上がる方がすいっと僕のことを抜いていきます。

走力は圧倒的にかなわないものの、残り3キロ、そんなに離されるわけにはいかないと折れかけた気持ちを再発奮。
10メートルくらいの差をさらに広げられないように耐えることを目標に走ります。
おそらくキロ3分50を少し切るくらいのペースなのでしんどいのはしんどいのですが、そこが練習。
わざわざ多摩川まで出張ってきたのはここで頑張るためだと思って耐えます。

耐えている中で気がついたのは、とにかく「あと◯キロ」というのを気にしないこと。
それを気にしちゃうと、エネルギーを均等に配分しようと脳が勝手に力をセーブしてしまうような感じがします。
そうではなく、とにかく今、この苦しさを耐えることだけに集中することで、次第にその苦しさに慣れてきて、楽に走れるようになってきます。
メンタルの持久力はこうやって鍛えるのかなって、心が弱い自分にほんの少しの光明が見えた気がした瞬間でした。

そしてなんとか7秒差くらいの間隔を保ったまま20キロ終了。
トータルで1時間18分50秒。ラスト5キロのキロ平均は3分51秒。ほぼ設定通りで終えることができました。


本番も今日くらい余裕をもって前半を走れたらいいなあと。
そのためにはきちんと明日から回復に努めて本番を迎えないと。

とは言いつつもね。今日は今日で自分を労わないと、とお昼は好物の惣菜パン。
もちろんホイップあんぱんがないわけはありません。
疲れた体に染み入ります。ホイップ。

夜は手羽と大根、卵の煮物とにんじんの酢和え、ポテトサラダ。とビール。

この後、疲労回復にともずくを投入し、心の疲労回復に先週買った宇宙焼酎も出します。

大丈夫。今日明日リラックスモードにしたら週明けからはきちっとレースモードでやっていきます。多分。

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